油脂化学を中心に長年培ってきた技術力を駆使して、多様なニーズにお応えする当社では、幾多の特性製品や新素材を業界関連企業に提供しています。
そして、お得意様は勿論のこと、当社製品によって作りだされた製品を利用されるエンドユーザーの皆様に対しましても「ありがとうの心」を大切にしています。

小倉合成工業の受託生産技術

高品位ひまし油誘導体を、ひまし油から造り続ける小倉合成工業は、1943年にグルコースの水素化開始以来、種々の有機合成化合物、有機ファインケミカルズを製造してきました。水素化反応は、60有余年に亘る工業生産実績、ノウハウの蓄積により、小倉合成工業が最も得意とする技術です。更に、セバシン酸合成で長年培ってきたアルカリ溶融技術を応用して、各種高級アルコールから長鎖カルボン酸製品も生産し販路を拡大しつつあります。水素化反応、有機合成反応、蒸留技術をベースにして、新たなファインケミカルズの可能性の追求を行っています。小倉合成工業ではその研究開発力と製造技術を活かした受託生産、経済的工業化プロセスの確立を目指した受託研究も引き受けています。

製造実績としては、水素化（1～10ＭＰ）、脱水素、エステル化、エステル交換、ニトリル化、アミノ化、アミド化、アセチル化、オキシム化、アルカリ溶融、各種縮合反応、加水分解、精留（理論段数　10～32３２段）、晶析・分離・乾燥等により、300種以上の有機化合物を商業ベースで生産し、納入した実績を有しています。
最近では特に高圧水素化設備（10ＭＰ）を使用したエステルの高圧水素還元、ジカルボン酸のニトリル化・水素化によるジアミンの合成が業界の注目を集めています。
お客さまのニーズに対応すべく、一体となって技術検討を行い、お客様本位のサービス提供に努めます。