ケイサンテクノは、20年間の中国調達の経験を活かし、中国製品の品質向上、中国ならではの製造方法の発見に注力してきた。日本の製造メーカーが飽和状態で価格が高く、納期も長くなって来ている今こそ品質の良い中国製品を求める企業ニーズは増大すると同社は見ている。特に鋳造品はその傾向が強く、機械加工品や大物製缶品なども同様。早くから素材や加工、熱処理、表面処理迄を全て中国で行い、日本向けだけでなく、今後は中国国内及び第三国への納入を行う事も視野に入れ、同社は今までの大連、天津周辺の調達から上海、広州周辺迄そのエリアを拡大させている。人材においても国籍の差、男女の差、年齢の差はあまり無いと考え、積極的に中国人を採用し、ヤル気のある人員にはどんどんチャンスを与えている。常に新しいことにチャレンジすることを行動指針とし、今後も中国で新たな分野、製品に範囲を広げる同社の動きは必見である。