研磨機とオートメーション技術を融合し、精密な加工を実現する

ドイツ、フォルマーウェルケ社の日本法人として、各種研磨機器の販売・サポートを手がけるフォルマー・ジャパン。他社よりも精度の高い研磨を可能にし、国内外の主要刃物メーカーや製造業各社から絶大な信頼を獲得している。「VGrind 340S」は、最新の工具加工に必要なすべての機能を備えた5軸研磨機。その上、小径工具製造のための適切な仕様となっている。

細部に至るまで優れた性能

直径0.3〜12.7㎜の超硬ドリルや超硬ミーリングカッター等を製造するために設計された研磨機で、上下に２つ配置された研磨スピンドルの砥石パッケージを両方とも交換可能なオートメーションオプションが柔軟でかつ効率的な加工を提供。リニアモーター駆動と工具の外周フレを無くすためのシャフトレストを標準装備。ポリマーコンクリートを使用したベースが生む最高の剛性と卓越した緩衝能力を備え、革新的な軸構成、X、YおよびZ軸の新しいリニアモーターが、常に一定した品質とメンテナンスコストの低減を実現するだけでなく、より高い精度とより優れた加工品質を生み出す。

また直感的な操作に定評があるソフトウェア「Numroto plus®」は衝突監視機能を備えており、3Dでの工具および機械シミュレーションを実現し、様々な工具でどのような細部にも変更を加え、ユーザーの加工要求にあわせることができる。さらに、最新の工具製造の鍵を握る機能の一つに、工程の自動化がある。小径工具の量産を実現し、加工をより精密、迅速、かつ確実なものとするため異なるシャンク径に合わせてコレットの自動交換が可能なHP160や8個の砥石パッケージを搭載可能なツールチェンジャーなど多彩なオートメーションソリューションの装備が可能だ。