橋や建物などの保守・保全活動を高度化・効率化

オムロンソーシアルソリューションズは、バッテリ駆動方式のセンサーを使ったワイヤレスモニタリングシステムを２０１８年４月より発売。橋や建物などの構造物に設置するだけで、損傷や劣化の状態把握に必要な振動やひずみなどのデータを、遠隔から長期的に収集できるようになる。

同システムは、ワイヤレス通信機能によって様々な場所に各種センサーを設置でき、独自の電源制御技術により、センサーに接続したバッテリーで５年間に及ぶ長期稼働を実現、バッテリー交換の手間と現場対応に掛かるコストを低減。センサーノードとシンクノード、ピエゾ式ひずみセンサーで構成され、センサーノード「WMS100」はケーブルレスの設計で、IP65相当の防塵（じん）・防水性能。独自開発の時刻同期処理を搭載することで、複数台の機器をワイヤレスで接続しても高精度に時刻同期できるようにした。また、日常的に発生する交通荷重振動を学習し、地震発生をより正確に検知する自動しきい値設定機能も搭載している。