新城製作所は、自動車業界向けの品質マネジメントシステムIATF16949の認証を取得しており、厳しい品質管理、高い技術力と独創性でピアスナットを始め、溶接ナット・クリンチボルト、締結部品供給装置の開発・製造を手掛けている。同社が提供する「Flowform®」は、ワンサイドからの異材接合を可能にしたドイツ発の新接合技術で、すでに欧米車で採用されている。アルミと鉄など異なる材質の板材を重ね合わせ「穴あけ・雌ネジ転造成形・締め付け」を１工程で完結できる。下穴加工が不要なため、タクトタイムの短縮が可能。また、「Flexweld®」は、既存のスポット溶接機を使用してアルミ板と高張力鋼板の接合を可能とする異材接合技術。ドイツ車のリアシェルフの量産組立ラインに採用され、この部品の重量1㎏以上の軽量化とCO2の削減を実現している。

スパッタゼロ、タッチアップ不要

同社のクリンチボルト「Ψ（プサイ）ボルト」は、溶接に不向きなアルミ材や銅材への取り付けが可能。１種類で広範囲の板厚に対応可能で、自社製供給装置により順送プレスに組み込むことができる。