ロボットやドローンの産業用途でのニーズの高まりを受け、ロボットやドローンの電波利用における高度化・多様化のため、総務省が「無人移動体画像伝送システム」という新たな電波を２０１８年８月に制度整備した。
　ＴＫＫワークスは、無人移動体画像伝送システムに対応した無線機「１６９MHz対応の無線操縦装置（プロポ）」と 「２・４GHz対応のテレメトリ無線機」を開発し、販売を行っている。ロボット・ドローン用に運用管理された周波数のため電波干渉が少なく、出力１Ｗで長距離伝送を実現。特に１６９MHzは、建物などの障害物を回り込んで比較的遠くに届きやすい特性を持つ。また、ＰｉｘＨａｗｋなどの汎用フライトコントローラに対応し、独自システムにも対応可能となっている。

全て自社設計のため技術サポートが充実しており、国内生産で安定した製品供給を構築。セミカスタマイズにも対応可能。この新電波の無線機は、今後期待されるドローンでの長距離にわたるインフラ点検や物流、災害時対応への使用が見込まれている。
　そのほか、様々な用途に向けた機体開発を請け負い、高いレベルの操縦技術を持つパイロットによる、実証試験、機体評価、デモフライト等の飛行支援も行っている。